高級クラブの辞め方
高級クラブも一般企業も同じことですが、辞める意思が固いならできるだけ1か月前には退店の意向をママに伝えるのが筋です。
ホステスが一人抜けるわけですから、代わりのホステスを補充しなければなりません。
いきなり「もう辞めます!明日から来ません」ではお粗末です。
入店時に「もし辞めるのであれば2週間前に連絡する」など規約を言われることもありますし、条件面を書いた書類を渡されることもあります。
お店のルールが決まっていればそれに従うのが無難ですね。
わからないときはいきなりママに伝えるのではなく、先輩ホステスや同僚に相談するのも良いです。
まあ、先輩に相談すればママにも筒抜けなのですが…。
お客様にも辞めることをお伝えする
もし係のホステスであれば抜けた穴を他のホステスで埋める必要があるため、「実は一身上の都合で月末に辞めることになりました。
代わりにこちらの○○が係を務めさせていただきます」と挨拶しなければなりません。
ヘルプのホステスであってもお世話になったお客様に報告するのがマナーです。
もし他店に移籍してそちらにお客様を引っ張りたいなら、お店では「辞めます」とだけ伝え、「今後のことはまだ考えていません」と言っておくと揉めません。
お店で「このお店は日給が安くてとてもやっていられないので、○○というお店に移籍します。
今度はこっちのお店に来てね」と伝えると揉める元になります。
お客様を他店に引っ張りたいなら、辞めた直後に個人的に連絡する方が無難です。
どっちにしてもバレてしまいますが、スマートに辞めたいなら本音をあっちこっちでぺらペラと喋らないようにしましょう。
最低でも2週間前には辞意を伝える
ホステスが1人辞めるとその補充の女の子を採用しなければなりませんので、最低でも2週間前には辞意を伝えておきましょう。
できれば1か月前に伝えるのが丁寧ですが、辞めるまでの期間が長すぎるとそれまでに何度も引き留めにあう可能性もあります。
さらに、ママや黒服などから「どうせ辞めるんでしょ?」と意地悪されることもあるので、2週間~1か月前がベストですね。
店内の情報が分かるものは返却する
お店から支給された名刺は返却する必要がありますが、ホステスを完全に辞めてしまう場合はお客様の名刺も同時に返却します。
個人情報を守る意味もあり、お店の信用にも関わりますので、必ず返却してください。
ほかにも売り上げ成績表や個人ロッカーの鍵、お店から借りていた衣装、お店から支給されたライターなど、借りたものはすべて返却しましょう。
辞めるにもいろいろと準備があるため、「明日からもう来ません」ではお店も迷惑ですし、辞めるホステス側も気持ちよく退店できません。
できるだけ笑顔で「お世話になりました」と言うためにも、退店までにある程度の期間を設定しておいてください。